【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
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220: ◆t2KkLw8Fc7QA[saga]
2018/12/29(土) 16:06:21.40 ID:S1bEXKr20

〜夜練

京太郎「やっぱり寝てるじゃないか(嘆息)」

春「姫様、毎日頑張ってるから……」

京太郎「……まぁ、それはわかってるけど」

春「……京太郎は、たぶんわかってない」

京太郎「え?」

春「学校でも部活でも頑張ってる。でも姫様が本当に頑張っているのは、宗家での姫様の立場」

京太郎「…………ああ、そうか」

春「気を張ってるということはないと思う。だけど、姫様としての振舞いは、やっぱり凛としてないとだから」

京太郎「こまちゃんには難しいよな……そりゃまあ、頑張ってるか」

春「……撫でてあげて」

京太郎「…………ん?」

春「撫でて、労ってあげてほしい。私にはなにもできない、だから京太郎がしてあげて」

京太郎「…………いや、でも勝手に女性の頭に――」

春「私が許す」

京太郎「えぇー……いや、いい。俺の責任で、いつも頑張ってるこまちゃんにご褒美だ」ナデナデ

小蒔「ふみゅぅ……」スヤァ

春「ちなみに……どうやって責任取るの?」

京太郎「えっ」

春「寝ている女性、ましてや姫様の御髪を撫でて、どう責任取るの?」

京太郎「や、あの、そ、それは……マジで?」

春「大丈夫、たとえ話。だから聞かせて」

京太郎「お、脅かすなよ……んー、けど……まぁ俺にできることなんて、傍に仕えることくらいだ。許してもらえるまで、雑用して尽くすかな」

春「一生、かかっても?」

京太郎「う……ま、まぁお姫様相手なら、そういうこともあるか……そうなったら、そうするしかないだろ」

春「……ここに残って、骨を埋めることになっても、いいの?」

京太郎「……真面目なこと言うぞ?」

春「はい」

京太郎「――滝見の家で世話になって、改めてこの土地で暮らして、思ったことがある」

京太郎「俺はこの土地のことが、思ってたより大好きみたいだ」

春「っ!」

京太郎「だから――もし、ずっとここで暮らすことになっても……それはそれで、困らないと思ってるよ」

春「そう、なの……?」

京太郎「まぁ、あれだ……春がいつも助けてくれてるしな。俺が一生ここで暮らすことになっても、助けてくれよ?」

春「助ける。なにがあっても、京太郎を支える……京太郎がそこまで思ってくれていたなら、私も全身全霊で応える」

京太郎「大袈裟だっての。でも――それなら、ここで暮らしていくのもいいかもな」

春「嬉しい……あと、ごめんなさい。変な話をしてしまって。姫様はたぶん怒らないし、宗家も……そのくらいじゃ、たぶん……」

京太郎「たぶんばっかりだな、おい」

春「だ、大丈夫……なにかあったら、守るから……」

京太郎「……ああ、頼んだ。心強いよ」ポンッ

春「…………えへへ」///

小蒔「………………」




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