【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
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◆t2KkLw8Fc7QA
[saga]
2018/12/22(土) 05:26:18.35 ID:X/AxWEVq0
春「……ろう……太郎、京太郎……?」
京太郎「ぅ――おっ、あっ……はぁっ、ふぅっ……どうした、春……?」
春「大丈夫……?」
京太郎「え――あ、ああ、なんともないけど……あれ、終わったのか?」
春「うん。離れて、もう目を開けてもいいって言ったけど動かないから……心配した」
京太郎「すまん、全然気づかなかった……なんかずっと、春の感覚が動いてる気がして……」
春「……大丈夫。それはきっと、私のじゃなくて京太郎の……同じ力の感覚だったから、自分のものをそうと捉えていたはず」
京太郎「え、マジか? それじゃ、いまの感覚が俺の……」
春「……初めてでここまで感じられる人は、おそらく希少。元から才覚があって、素質もあったからとはいえ……もしかしたら――」
京太郎「春?」
春「もしかしたら、私では十分に教えられないかもしれない……姫様や霞さんのほうが、うまく指導できると思う」
京太郎「…………なぁ、春」
春「はい」
京太郎「確かにそうかもしれないし、春の家に居候するのが決まったのも、麻雀の結果だった」
京太郎「それでも――俺は断ることだってできたのに、この家でお世話になることにした」
春「……うん」
京太郎「たぶん……俺自身、春の家で世話になりたかったんだと思う」
京太郎「そういう力を扱う方法も、きっと春から教わりたかったんだ……だから春、この際みんなのことは気にしないでおこう」
春「京太郎……」
京太郎「いまのだって、春がわかりやすく教えてくれたからできたんだ。だから俺は、この先のことも春に頼みたい」
京太郎「春に、助けてもらいたい……それじゃ、春に教わる理由にならないか?」
春「!」
京太郎「春、どうだ?」
春「っっ……なる、十分っ……私も、そうしたい……霞さんたちじゃなくて、私が……京太郎に、教えたいっ……」
京太郎「――ならよかった。これからもよろしく頼む、春」
春「……はいっ……」ギュッ
京太郎「……暗くなったし、そろそろ戻るか」ナデナデ
春「はい……お夕食の前に、お風呂にしたほうがいい」
京太郎「ああ、そうだな。座ってて泥もついたし、さすがに汗もかいたしな……」
春「着替え持ってくるから……先に入ってて」
京太郎「おう――って、ちょっと待ちなさい」
春「なに?」
京太郎「……確認するまでもないと思うけど、一緒に入るわけじゃないよな?」
春「……………………もちろん」
京太郎「その間はなんだっ!?」
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