76: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 21:07:24.03 ID:oMgPCNNI0
当たり前だがフラフラだった。
足も生まれたての小鹿のように震えていた。
「智絵里! 戻ってこい! お前も攻撃対象なんだぞ!!」
「だ……大丈夫、です。やってみます」
「先祖代々伝わる、あの技を……!!」
サメが劇的な反応を見せた。智絵里が最も格上の兎だと認識したのだろう。
タンカーの船底のような鼻先をそちらに向け、ぐわっと突撃を仕掛けた!
「智絵っ……!!」
「えいっ!」
智絵里が、ぴょんと軽やかに跳んで。
サメの背中に、しゅとっと乗っかった。
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