ロールシャッハ「嵐を呼ぶ、救いのヒーローたち」
↓ 1- 覧 板 20
62:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/16(金) 18:36:27.87 ID:Hc5+hFg+0
ルル「……ほ、報酬はもちろん用意いたしますよ」
ルル「宮殿にもご招待いたしますし、王への謁見も」
よね「うへー。王国に招待だなんて、そうそうある話じゃ……」
よね「って、あんた聞いてるの?」
ロールシャッハ「……」
ルル「ああ、そうだ! 美しい女性もそれはそれはたくさん――」
ロールシャッハ「くどいぞ。俺は興味ない。お前の仕える王も、金も、女もだ」
ルル(ちッ。女でもダメか……)
ロールシャッハ「秘宝の奪還など俺には関係ない」
よね「……あんたって一体なに考えて生きてんの?」
ロールシャッハ「お前に理解されるつもりはない」
よね「ああそーかよ!」
ルル「……そうですか、残念ですが、仕方がありませんね」
ロールシャッハ「待て」
ルル「?」
ロールシャッハ「俺の聞きたいことはまだある」
よね「ずーずーしいな……」
ロールシャッハ「アナコンダとハブは壺の力を得ようとし、そして封じ込められた」
ロールシャッハ「お前の話では、その壺は海の底に沈み、二度と陽の光を浴びることはない、はずだった」
ロールシャッハ「誰か、解き放った奴がいるな」
よね「あんたの同業者がトレジャーハントして、ここまで流れて来たんじゃないの?」
ロールシャッハ「……本当に鈍い女だな、グロリア」
よね「なんだよ!」
ロールシャッハ「ハブとともに現れた女がいただろう」
ロールシャッハ「ヘクソン、パラダイスキングとともに脱獄した奴だ」
ロールシャッハ「魔人とやらがどの程度の力を持つのか定かではないが、いずれ俺たちの前に姿を現すことになる」
ルル「……!」
よね「じゃあ、結局それも例のコンピュータ・ウィルスを狙いに?」
ロールシャッハ「そう考えるのが妥当だろう。でなければ、このような一都市に拘泥する必要もあるまい」
「ならば、魔人の力とは核の破壊力には匹敵しないか――」
ロールシャッハ「もしくは、誰にも核を使わせることなく、世界を手中に収める気か」
ロールシャッハ「滅びた大地の支配者になっても、なんの意味もないからな」
竜子(……なんかこの席すげーレベルの話してんな)
285Res/295.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20