7:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 23:31:51.58 ID:ZHvlmj8j0
「改めておはよう、飛鳥」
「おはよう、プロデューサー」
小さなテーブルを囲んで朝食をとる。夕食であれば何度も一緒にしたが、朝は初めてだ。
「いただきます」
自分で作る時よりちょっと形が汚い目玉焼きが乗ったトーストを頬張る。一口、二口……。
「塩、かけすぎ」
「そうか? いつもこれぐらいだけど」
「塩分過多だよ。キミはもう少し健康に気をつけたほうが良い」
「それ、飛鳥が言う?」
「フフッ、そうかもしれないね」
いつものように軽い冗談を言いながら、横に置いてあるコーヒーを一口飲む。普通より少し砂糖が多めの、ボク好みの味。
全く、糖分の量はピッタリで……。普段荒っぽいというか、雑というか。それなのにこういうところはシッカリしてるからズルい。
少し恥ずかしくなって、つい目を逸らしてしまう。そんなボクの気持ちなんか知らんとばかりに、プロデューサーは手を止めず、トーストを口へ運んでいた。
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