2:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:27:52.62 ID:K48b6BSl0
「芸能界って、もっと身だしなみに気を遣わなきゃいけないところだと思ってた」
足先から頭のてっぺんまで、彼の姿を確認して、素直にそう口にした。彼は苦いものを口にした時のように表情を歪める。
3:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:29:51.32 ID:K48b6BSl0
「加蓮?」
そんなことを考えていると、彼が不思議そうに私を呼ぶ。そこには心配するような調子も含まれていて、こういうところかも、と少し思う。
4:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:34:23.10 ID:K48b6BSl0
「プロデューサー、目、つぶって」
「なんでだよ」
5:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:37:15.38 ID:K48b6BSl0
「ちょ、加蓮。いきなり何を」
「胸の中で話されるとくすぐったいなー」
6:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:39:13.56 ID:K48b6BSl0
「プロデューサー」
「ん?」
7:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:40:56.51 ID:K48b6BSl0
「私が体調を崩した時にさ」
「うん?」
8:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:41:50.80 ID:K48b6BSl0
「本当に、好きになるならそういう人って、思ってたんだけど」
「……」
9:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:43:04.14 ID:K48b6BSl0
「俺は、素直な子を好きになるって思ってた」
彼がつぶやく。
10:名無しNIPPER[sage]
2018/02/13(火) 18:44:14.23 ID:i4WXwaTdo
あーもうさいこーだ
11:名無しNIPPER[saga]
2018/02/13(火) 18:44:33.24 ID:K48b6BSl0
「そろそろ離れないか?」
「満足できた?」
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