元ブラック鎮守府で好き勝手する新人提督の話
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1:名無しNIPPER
2018/02/11(日) 11:47:33.79 ID:IaGgYaLS0
此処は新日本国海軍のトップの1人、勘解由小路総一郎元帥の私室である。その部屋で元帥の正面に座り、堂々と煙草を吸っている男は彼の息子、勘解由小路一心。

 身長210p、体重185sという見た目から既に規格外なこの男。驚くことに軍人ではなく、趣味で世界中の強者を叩き潰して回っている喧嘩屋である。


「横須賀鎮守府の提督?」

「そうだ」

「親父、俺なんかが提督になったら色々ヤバいんじゃねえのか?」

「うむ。本来なら軍人ですらない者に任せられるものではない。だが、この件に限りお前以上の適任者は存在しない」


 真面目一筋、文武両道で国の為に働き続け、60代で元帥にまでなった異例の男。そんな男が、軍人ですらない息子に提督になれと言う。冗談を言わない性格なのは解り切っている。


「前任の提督がその鎮守府で横暴の限りを尽くしていてな。その鎮守府の艦娘達はあまりの酷い扱いに耐えかねてその者を殺害した」

「ほう……」

「外見は少女とは言え、駆逐艦ですら艤装を付けなくとも大の大人を凌駕する身体能力を持つ者達だ。処分となれば簡単な話だが、あの横須賀鎮守府は最前線でありそう簡単に放棄することはできない」

「なるほどな。それで俺の出番って訳だ」

「そうだ。人智を超越した者には、人智を超越した者をぶつけるしか方法は無い」


 勘解由小路一心。身長210p、体重185s。鋼の如き筋肉の鎧で覆われた肉体と、野生動物をも凌駕する鋭い五感と第六感。そして産まれ持った驚異的な『戦いの才能』を持つ42歳。


「元帥の儂が情けない話ではあるが、どうか横須賀鎮守府とその艦娘達を救ってほしい。」

「良いぜ、滅多にない親父殿の頼みだ。だが、俺の好きにやらせてもらうぜ?」

「勿論だ。必要な物資等があればすぐに手配しよう」

「そりゃ良かった」

「助かる。では5日後、お前の家に儂の部下を送る。その者から説明を受け、鎮守府に向かってくれ」

「おう」


 1つ問題があるとすれば、一心は艦娘について一般人と同レベルの知識しか無いということだ。


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