9:名無しNIPPER[saga]
2018/02/10(土) 12:45:39.26 ID:p6iGZwjEO
杏の言葉を聞いて、プロデューサーは再び急ブレーキを掛ける。悲鳴のようなくぐもった「げぶっ」という声が助手席から聞こえた。
「二度目!!」
「いやいや、それ買ってきたんじゃないの? 作ったわけ? わざわざ?」
「……だから、きらりが作ろうって言ってきたんだよ。それに本当にほとんど何もしてないし……チョコを溶かして固めて包装しただけだよ」
「簡単な手作りチョコってやることほぼそれだけだろ?」
「…………」
いったい何を手伝ってもらったのだというのか。杏の手に握られた箱をよくよく見てみると、丁寧にラッピングまでされている。
だからこそ市販のものだと勘違いしたのだが、あるいはそれがきらりの手伝った部分なのかもしれなかった。
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