28:名無しNIPPER[saga]
2018/02/17(土) 18:17:22.40 ID:rPbMqZ0L0
同意を求めたのに、彼女は押し黙った。
そして何か後ろめたいことでもあるのか、視線をあちこちにさまよわせる。
どうしてなのかは皆目検討がつかない。
それ以外の好きとなると、佑希に奈雨と同じく恋愛感情を持っていることになる。
……ないだろ。いや、普通に。同い年とはいえ実の妹を好きになるわけがない。
「そうだよね」
そう頷き顔を上げた彼女は、一転にこやかな笑みを作る。
少し考えてさすがにそれはないだろうと思い至ったのかもしれない。
軽く手を引いて、歩こうと促す。
すると彼女は引かれた手に力を込めるようにくるっとターンをして、俺の前に出た。
341Res/257.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20