追われてます!'
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268:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:14:30.95 ID:3FrzmiYZ0

 くすくすと奈雨は笑い、部屋の中に入ってきて、ちらっと俺を見てからベッドに腰を下ろす。
 ルームウェアに身を包み、髪はもう結ばれていて、もう寝る準備は万端ということらしい。

「飲み物、もらっていい?」

「……え、なんで」

「下降りるの面倒だし、いいでしょ」

 と奈雨は足下に置かれていた水を手に取り飲み始める。

 自然とボトルのキャップ付近やら首筋やらに目がいく。
 喉が動く様子も目に入ってくる。そう、自然と(だめだこれ)。

 やっぱり細いなあ、とか、そういうことを考える。

 ──いや、ていうか。

「飲みすぎじゃない?」

「え」

 よく見たらなくなりかけている。
 俺は一口しか飲んでなかったはずなのに。




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