267:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:13:47.45 ID:3FrzmiYZ0
なんていうか、あほだ。今の俺はだいぶあほになっている。
俺ってこんなだっただろうか。
でもまあ仕方のないことなのだ、多分。
少しでも気を抜くと悶えかねないこの状況。
ずっと好きだった女の子から"好き"と言われたのですから、多少そうなってもいいでしょう。
ぱんぱんと自分の顔を叩いて、
「夢じゃないな、うん。夢じゃない」
と言いながら窓を閉め、振り向く。
「……あ、えと、上がったよ」
奈雨がドアに手を掛けて立っていた。
「……お、おう」
「うん」
「……」
「……なに?」
「あの、もしかして見てた?」
「うん」
「どこから?」
「喋り始めたあたりから」
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