242:名無しNIPPER[saga]
2018/08/09(木) 15:37:59.10 ID:ZdvxIxQI0
つーか、そもそもの話だけどライバルって俺程度でいいのか。
「ん? どうしたの?」
と思い目を向けると、反論は一切許さないとでも言いたげな満面の笑みを返される。
「なんでもない。……まあ、これからも頑張れってことだ」
「それ、もう間違ってるじゃん」
「どこが?」
「おにいも、あたしも、お互い頑張ろうねって言うべきだよ。
……てかまず"頑張れ"なんてライバルに言われてもなーって感じだし」
それもそうだな、と頷く。迷っているような目で見られたのだから、そう反応してやるのが筋だろう。
これからそういう振る舞いをすると決意を固めようとしているのだから、背中を押してあげるのは俺の役目だ。
佑希は何か言いたそうに口を開いたが、首を軽く横に振って、言葉にすることはなかった。
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