226:名無しNIPPER[saga]
2018/08/09(木) 15:22:37.10 ID:ZdvxIxQI0
「うわ白石くんひどーい」
「自分で言ったんでしょ」
「……まあ、そうなんだけどね」と先輩は苦笑する。
今日は少しだけ雰囲気が暗い気もするが、きっと気のせいだろう。
「大丈夫だよ未来くん。部長さんがゲームをしないように私が見張ってるから」
ぐっと拳を握りしめて宣言される。
お母さんか。それか嫁か。視覚的にはすぐに絆されそうで説得力が薄いような。
そのまま頭を撫でられてるし。なんなら若干嬉しそうだし。
「とにかく明日はがんばろーね」
東雲さんから完全に目を逸らして、先輩は棒読みで「おー」とかなんとか付け加える。
そんなにゲームがしたかったのかこの人、と一瞬思ったけれど、
こちらへと顔を背けて表情を整える仕草をするのを見て、ああそういうことか、と勝手に納得した。
341Res/257.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20