206:名無しNIPPER[saga]
2018/06/29(金) 01:51:40.35 ID:CaJ2VfCb0
「そして機が熟したらあわよくばわたしも間に入って、ふふっ」
「それはマジでやめて」
「な、なんでですか!」と零華は瞬時に反応する。
これはあからさまにわざとらしくてついつい笑ってしまう。
「前も言いましたけど、また三人でデート行きましょうね」
「ええ……」
「両手に花って感じでいいじゃないですか。奈雨ちゃんとわたしが両隣にいるなんてかなり役得ですよー」
「片方だけでも身に余りそうだからいいよ」
「その体のいい感じの断り方やめてください。水族館とか行きましょう」
「あー、はいはい。誘ってくれれば行くよ」
「……」
零華はちらっとこちらを見て、口の端だけで笑う。そして顎に人差し指を当てて、うーんと首を捻る。
「どうした?」
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