178:名無しNIPPER[saga]
2018/06/29(金) 01:25:59.81 ID:CaJ2VfCb0
【文化祭 1ー4】
受付の仕事を終え、高校棟の廊下を歩いていると、階段のところに零華の姿を見つけた。
看板を手に持ちあからさまにぶすっとしていたから、気付かないふりをする。
「ちょっと待ちなさいヘタレ先輩」
呼び止められる。
というより付いてこられている。
「ヘタレってなんすか」
「泊まりなのに何もしなかったんですよね」
「……あの場所に立ってなくていいの?」
「サボります」
「はあ」
「奈雨ちゃんを見るために!」
ふんす! と荒い鼻息を立てる。
やっぱブレねえなこいつ(呆れ)。
「で、どうなんですか。今のところはBまでとか?」
「古風な言い回しだな」
「そんなことはどうでもいいです」
「あっはい」
自分で言ったんじゃん。
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