北条加蓮「運命的、あるいは作為的」
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17: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/02/08(木) 01:51:30.30 ID:1k4n5Mtx0



電車に揺られ、どう声をかけたものかと頭の中で何通りも何通りもシュミレーションを行う。

見てくれは、悪くないはずだし、運よく向こうから声をかけてくれないだろうか。

かけてくれないだろうなぁ。

先程の男の名乗った役職から考えて、彼は所謂プロデューサーというものにあたるのだろう。

そういう人たちがスカウトを行うケースはあまり聞いたことがないし、望みは薄そうだ。

なら、こちらから声をかける他ないのだけれど、それも良い方法が思いつかない。

なのに、男が電車を降りたら何かしらのアクションを起こすことはアタシの中で決定事項だった。

どうしてこんなにもやる気になっているのか、自分が何に突き動かされているのかすらわからず、自分で自分が不思議だった。



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