北条加蓮「運命的、あるいは作為的」
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15: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/02/08(木) 01:50:11.71 ID:1k4n5Mtx0



駅のホームで無機質なアナウンスが響く。

「ただいま――駅で発生した人身事故の影響で、運転を見合わせて」

何もかも、ままならないな。

そう思って、溜息を吐いた。

ホームにいる者は、一様に困った顔をして時計を眺めていたり、どこかへ連絡を取っている。

一方でアタシは時間を気にする必要もなければ、この後の予定も空白。

同じく立往生を食らっている身でありながらどこか他人事に思えた。

そんなとき、隣にいた男の携帯電話が鳴る。

「お世話になっております。シンデレラプロダクション、アイドル課」

男は矢継ぎ早に自身の所属と名前を名乗っていく。

晴天の霹靂だった。



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