99:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:36:42.08 ID:kLIsZwOI0
BNKRGは何度か頭を下げ、道を曲がっていった。
すぐに首を傾げる。この道の先には警察署くらいしかないと記憶していたが、落とし物だろうか。
前よりBNKRGは優しくなったのだろうか。
遠くなる背中を見て、何故かTISはあの日焼死させてしまった猫の事を思い出した。
自分の身を挺し、TISを救った猫は遺体が見つからなかった。
野良猫にでもなったのだろう。
もう済んだことだ、猫もMZも。
また会いたいという気持ちがあっても、人生はそうすべてうまくいくことはないのだ。
すべて忘れて最期まで一人で生きる決意をし、TISはほうきを少しだけ強く握った。
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