52:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:08:49.65 ID:kLIsZwOI0
落胆する声が震えた。顎から、いや頬から一滴落ちたように見えた。
それと同時に視界が遮られた。
暴れるのをやめ遠くを見ていたので、袋をかぶせられたのだ。
ダメだ。ここで捕まったら誰にも謝れない。このまま死ぬわけにはいかない。
一層もがく。
暴れる。
必死に袋をひっかく。
破けない。
よじ登ることも叶わない。
袋がしまる。
何かの開く音がした。
体が宙に浮く感覚。
乱暴に全身を投げ出される。
柔らかい物の上に体が落ちる。
ほのかな明かりが、大きな音を立てて闇に溶けた。
106Res/52.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20