【クッキー☆】『猫になったBNKRG』
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37:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:00:06.61 ID:kLIsZwOI0
BNKRGは秋が嫌いだ。それは姉のRUがいなくなった季節でもあるからだ。
家族の姿が脳裏に映る。いなくなったRU、毎朝元気に出勤するSNNN、優しく、BNKRGを受け入れてくれるKNN。
会いたい。寒さが目に染みたのか、一度目をこすってため息をついた。



38:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:00:37.49 ID:kLIsZwOI0
少しの間眠っただろうか。不意に揺り起こされた。
欠伸をしながらBNKRGは目を開けた。

「な、何よ」
「やべぇよやべぇよ」
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:01:03.52 ID:kLIsZwOI0
「アイツらが来たから……」
「何よアイツらって」
「あく逃げろよ」

茂みから別の声がした。どこかで聞いたことあるような気がしたが、どこだったか。
以下略 AAS



40:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:01:32.70 ID:kLIsZwOI0
「一体何なのよ……」

茂みから顔をのぞかせた。
公園内は別段変わった様子はない。
だが公園の外に車が駐車しようとしていた。
以下略 AAS



41:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:02:00.07 ID:kLIsZwOI0
「動物愛護センターだ!」

「えっ…」

血の気が引いた。今はただの猫だ。
以下略 AAS



42:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:02:33.12 ID:kLIsZwOI0
「よう、猫のねぇちゃん。どうした」
「わっ」

背後からいきなり体を触られて見つからない程度に飛び上った。
背後に見覚えのある、おそらく先程のGOの群れに所属していた猫が3匹ほどいた。


43:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:03:00.26 ID:kLIsZwOI0
「な、なによ」
「この辺にぃ、いい抜け道と隠れ家あるらしいっすよ。行きませんか?行きましょうよ」
「え、でも私は群れには」
「群れ?何のことだゾ?これは群れとかGOとかの意志じゃなくて……見ず知らずの困った猫を助けようとしてるだけだゾ」
「群れって何のことかMURさん分かりますか〜?」
以下略 AAS



44:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:03:41.50 ID:kLIsZwOI0
「テメーふざけんなよ!こんなことしてタダで済むと思ってんのかよ!」
「あああああ!」

逃げる最中も道端で猫が捕まっている。相当猫の数が多いようだ。
裏道を抜け、階段を飛び上がり、廃ビルの3階から飛び降り、看板の上に着地した。
以下略 AAS



45:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:04:14.55 ID:kLIsZwOI0
「KMRも走って疲れただろう」
「疲れましたね…」

息せき切っていると案内してくれた3匹のうちの一匹、焦げ茶色の猫がこちらを見ている。
気づいて振り向くとすぐに視線を逸らした。
以下略 AAS



46:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:04:45.79 ID:kLIsZwOI0
近づく、すぐ振り返り視線をそらす前に言う
「何よ」
「ファッ!?」
「早く言っちゃいなさいよ、静かにしなきゃ見つかっちゃうんだし」
「お前の事が」
以下略 AAS



47:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 02:05:28.53 ID:kLIsZwOI0
お前の事が」
「うん」
「お前の事が好きだっオォン!」

突然焦げ茶色の猫が突撃してきた!?
以下略 AAS



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