【クッキー☆】『猫になったBNKRG』
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20:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:50:47.06 ID:kLIsZwOI0
「あのさ、嘘は良くないと思うんだけどさ」

GOに図星をつかれた。

「お前とりあえずぅ、群れに入ってこい」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:51:23.31 ID:kLIsZwOI0
「まま、そう焦んないで。あのー一応個人的なんだけど……入群する条件あって、一つだけだから」
「入群する条件?」
「どこにもあるものだけどね。うちはセッ○スで、異性でも同性でもみんな新入りと一度はやれる権利があるんだ」
「は?」
「群れに入れなくてぼっちになってたんだろ?入群条件欲しいんだろ?あげるよ。パパパッと全員と経験してチャチャチャッと入ればいいだけ」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:51:50.73 ID:kLIsZwOI0
「う、う、嘘でしょぉー!!」

こんなところで体を売るなんてとんでもない。猫に処女を上げるなんて真っ平御免だ。それにどんな病気をもらうかも分からない。
BNKRGは絶叫して逃げ出した。


23:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:52:18.51 ID:kLIsZwOI0
「あ、おい。待てやコラ」
「待てやコラ」
「なんだお前根性なしだな」
「おい待てい、何か理由があるかもしれないゾ」
「理由なき追撃は後々の入群をしたくなくなるってはっきり分かんだね」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:52:59.64 ID:kLIsZwOI0
追手が次々と襲ってくる。
捕まったら犯される。必死にBNKRGは逃げる。どこか、どこか隠れ家はないか!周囲に目を光らせながらひたむきに駆ける。
潰れたパブのネオンライトが、周囲に人家のない事を告げていた。今は走るしかない。


25:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:53:30.28 ID:kLIsZwOI0
30分ほど走っただろうか。路地裏を抜け、繁華街を後にして、住宅街に入っていた。
これだけ走り続けても追ってくる。まだ2、3匹いる。
体力の限界が見えてきた。疲れ果ててへばりそうだ。
視界の端にいい人家を見つけた。明かりがついている。もしかしたら、と突然曲がり入った。
まだ追ってくるだろうか、と人家の垣根の中で荒い息をしながら待った。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:54:03.64 ID:kLIsZwOI0





以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:54:42.40 ID:kLIsZwOI0
「ろうそくろうそく、よし!後頼む!」
「一応みかんとか持って来たぜ」
「えぇ!?い、いいよ!ショートケーキにみかんは合わないって!」
「細かい事は気にすんな!あれだ、具材てんこ盛りの方が美味しいだろ?」
「いやぁ〜……まあ」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:55:09.60 ID:kLIsZwOI0
「悪いな私の為に」
「えへへ」
「おう!金額だけま、多少はね……?」
「ま、何はともあれよ、あれだ、RI以外の3人で割り勘でいいじゃねぇかよ」
「おお、そうだそうだ、MZ、今年遅れて到着するらしいぜ」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2018/02/06(火) 01:55:46.16 ID:kLIsZwOI0
携帯の番号を口にしている。和気藹々と楽しそうだ。
胸が締め付けられた。この差はなんだ。
片や性交を強要され逃げ惑い、傷だらけになった猫。片や誕生パーティーで和気藹々と楽しげに話す家族。
自分も少し前まで向こう側だっただけに、余計辛かった。リビングのガラスが世界を隔てていた。
自分も温かく迎える家族たちがいた。しかし今やそれは叶わない。どこか遠くの世界に来たかのようだ。
以下略 AAS



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