1: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/02/03(土) 00:37:37.64 ID:IrvFneC9O
梨沙「飛鳥ってさ」
飛鳥(それは、ボクが事務所でSF小説を読んでいるときのことだった)
飛鳥(次のページに手をかけた瞬間、一緒にソファーに座っていた梨沙が不意打ち気味に問いを投げかけてきた)
梨沙「プロデューサーのこと、好きなの?」
飛鳥「………」
飛鳥「好きだよ」
梨沙「違う」
飛鳥「回答を否定されるとは心外だな……どうしてボクを睨む」
梨沙「そーいう『好き』を聞いてるんじゃないからよ」
飛鳥「なら、どういう『好き』なのか説明してくれ」
梨沙「それはもちろん、LOVEよ!」
飛鳥「ラブか」
梨沙「そ! アタシがパパLOVEなのと同じように、飛鳥もプロデューサーLOVEなんじゃないかって」
梨沙「さっきの飛鳥の答えって、単純に好きか嫌いかの『好き』でしょ? だから、違うって言ったの」
飛鳥「なるほど。確かにボクは、彼のことを気に入っているという意味で『好き』と答えた」
梨沙「それで、どうなの? アタシ結構前から気になってるのよ。飛鳥がプロデューサーのことどう思ってるのか」
飛鳥「前にも似たようなことを聞かれた気がするけど……キミはつくづく恋バナが好きだな」
梨沙「女の子だもん! 飛鳥だって好きでしょ?」
飛鳥「まあ、関心はある」
梨沙「それを好きって言うのよ」
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2: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/02/03(土) 00:39:28.52 ID:IrvFneC9O
飛鳥「さて、キミの質問に対する答えだけれど。ボクは別に、彼を将来の伴侶として見ているわけじゃない」
飛鳥「ただ、ひとりの大事な理解者として、できれば近くにいてほしいというだけさ」
飛鳥「……なんだか、前も似たような答えを言った気がするな」
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