まさら「死への躊躇いが無いのね」ほむら「――は」
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15:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:20:06.66 ID:MZYrKcMto
――止められなかった。
彼女は言う。
全てを諦めた、と。
16:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:20:59.21 ID:MZYrKcMto
まさら「どうしてそこまで、熱くなれるの」
ほむら「……」
艶やかな漆黒の長髪を、手の甲が撫でる。
17:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:21:43.28 ID:MZYrKcMto
ほむら「――”魔女”の正体は?」
突拍子も無い。
けれど当然――
18:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:22:11.75 ID:MZYrKcMto
ほむら「困るのよ。彼女みたいな”将来有望”に魔法少女になられては」
まさら「自分より強い者には来て欲しくない、とでも」
ほむら「えぇ、その通りよ」
19:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:25:01.02 ID:MZYrKcMto
「――動くな」
まさら「――」
20:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:34:18.53 ID:MZYrKcMto
――チャキ。
ほむら「――ッ!?」
透化。
21:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:36:02.77 ID:MZYrKcMto
ほむら「……本気で言ってるの……?」
珍しい。
冷え切ってるかと思えば――肌は存外にしっとりとしている。
それも、震える唇と呼応するが如く噴き出す汗のよう。
22:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:40:12.68 ID:MZYrKcMto
まさら「脅されたから脅し返しただけ」
ほむら「は――」
彼女の左手掴む腕から力を抜けば、するり……と抜け落ちた。
23:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:44:27.86 ID:MZYrKcMto
まさら「今後、あなた達にはもう関わらないわ」
ほむら「……どう言うつもり? 潔良過ぎるわ」
まさら「だって、関わって欲しくないのよね?」
24:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:46:54.43 ID:MZYrKcMto
――『――見たくない! まさらが傷付く姿なんて……!』
――嗚呼。やっぱり、あの時からだ。
あの子を思い出せば、どうも心が掻き乱される。
25:名無しNIPPER[saga sage]
2018/02/02(金) 19:48:08.72 ID:MZYrKcMto
終わり
クーほむとまさらの絡みが読みたいな、って思って書きました
以上
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