モバP「アイドルにサスペンスドラマの犯人役のオファーだって!?」
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77: ◆P4gW9oKees
2018/02/11(日) 23:36:00.35 ID:VMSt+Ii10
夜。

お茶会の当日、昨日と同様お客さんはみんなうちに泊まってもらうことになった。

広間での夕食の時、アイツも含めてみんなでアイツの庭に白いチューリップが咲いていることを確認した。

これでいい。明日になったらあの光景は劇的に変わっているはず。

みんなが寝静まる前に、私はアイツにメモをこっそり渡して深夜にアイツの庭に来るように呼び出しておいた。

そして深夜。

アイツが庭に来ているのを確認すると、私は炊事用の手袋をはめた。

そしてアイツの後ろからこっそり近づいて、ナイフで一突き。
アイツは花壇に倒れこんでもがいていたのでもう一突き。

これで息の根は止まった。

ここからは大急ぎ。

まず溶け残った氷と保冷剤を全て回収する。
炊事用の手袋をしたのはこのため。
まだ冷たいかもしれない氷や保冷剤を素手で掴むのは危ないもん。

そして彼岸花につけたチューリップの造花を残さないように綺麗にはずす。

明日は気温が高いから、日が昇ればすぐに暖かくなって、真っ赤な彼岸花が綺麗に咲くよ。

その後、氷と紙、細かくした造花はアイツの庭の排水溝から流し、保冷剤と炊事用の手袋は庭の水道で洗っておいた。

そして私はこっそりと自分の家に戻って、保冷剤を冷凍庫に戻し、炊事用の手袋もあった場所に戻しておいた。

これで、私は自分の部屋に戻った。

翌日、目を覚ました私とみんなが見たものは、血を吸ったように真っ赤に咲いている、彼岸花たちだった。


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