モバP「アイドルにサスペンスドラマの犯人役のオファーだって!?」
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75: ◆P4gW9oKees
2018/02/11(日) 23:34:53.99 ID:VMSt+Ii10
73訂正

[相葉夕美編]


今日はついに待ち焦がれたあの日。

この日のために、私はたくさんの準備をしてきた。

まずはアイツに待雪草を送りつけた。
脅迫状代わりみたいなものだけど、アイツは気づいてるのかな。

次に用意したのは彼岸花の球根。
この時期に咲くには早いけど、促成栽培をして既に蕾の状態まで育ててある。

そしてお茶会の前夜。
私はアイツの庭に忍び込んで、白いチューリップが咲いている花壇を狙う。

隣には私のお家があって、その2階の広間にある窓からこのお庭は見ることができるけど、今アイツを含めてお客さんはみんな別の部屋で寝てるから気づかれない。

私はその花壇の前に立って、一呼吸整えた。

「ごめんね」

そう呟いて、私は目の前の白いチューリップを全て掘り返した。
もちろんお花に罪はないから、持ってきた別のプランターに植え替えてあげたけど。

そして、チューリップが植えてあったのと同じ位置に、今度は持ってきた彼岸花を植え付けた。
さらに。その根元に保冷剤と氷を敷き詰めた。

これでしばらく彼岸花は蕾のまま。
明日は、気温も高くならないから大丈夫。

しかし、このままではいくらお花に詳しくないアイツでも、植え替えたことはすぐにバレちゃう。
だから私はもう1つ道具を取り出した。

それは、チューリップの造花。
その造花の花弁の部分だけを切り取って、彼岸花の蕾に被せる。
もちろん、そのままだと被せられないので、周りを白い紙とテープで補強する。

これで遠目からや、薄暗い中ではチューリップが咲いているように見えるはず。

あとは自分の家に戻って植え替えたチューリップを隠しておくだけ。
これで準備は終わり。

あとは明日を待つだけ。


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