26: ◆tues0FtkhQ[saga]
2018/01/28(日) 13:18:04.45 ID:z2Y7iDdr0
「茄子さん、1回だけで良かったんですか?」
プロデューサーは残りの2枚の福引券を使ってみないのかと気にしているようでした。
「はい。今日は福引、もう引きません。幸運はより多くの人のもとへ……ですっ」
もう十分すぎるほどの幸せを貰いましたから。お参りしたばかりのせっかちな神様に。
そんなことを考えていると、カランカランと鐘の音が続いていきます。
どうやら私の後に福引した人も何か当てたみたいです。
おばあちゃんを連れたご家族さんが、男の子たちだけのグループが、福引所の周りでたくさんの笑顔と幸福を咲かせていきます。
私の幸運がみんなの幸運をもたらしたんだーっていうのは言い過ぎかもしれませんけど。
それでも、きっと私のこの笑顔が次に巡っていったんだよって言えたらいいなって思うんです。
幸運はいつだって、誰にだって尽きないんです。こうやって人の輪を巡って還っていきますから。
「おぉ、当たるときは続くもんですね」
「ふふっ。幸せそうに笑ってる。よかったぁ♪」
たくさんの人がいて、みんながニコニコしてて……私はこういう景色が大好きなんです。
やっぱり私は、自分だけじゃなくて、誰かが幸せそうにしているのを見る方が好きみたいで。
きっと、だから私は、アイドルのお仕事が大好きなんだなって。
そんな幸せになって欲しい人には、ちゃーんとあなたも入っているんですよ♪
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