77:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 23:16:45.43 ID:QxgIwWOp0
暗闇の中、意識がやってきて、
私は、すぐさま、ついに来てしまったと、今日という日を呪いました。
目を開くと一日が始まってしまう気がして、開くのをうんうんと躊躇ってみたのですが、
瞼の裏にたくさんの人の顔がこびりついて取れません。
私はいやいや重い瞼を開けました。
重い身体と頭を抱えて、洗面場へと向かいました。
顔を洗い、母から貰ったピアスをつけると、ずしりと嫌な感触。
鏡に映る私は、目元に涙をため、視線は真っすぐではなく、横を向いていました。
ひねくれと憂鬱がにじみ出るその奇妙な表情を見ていると、
目の前の私が、私なのか森久保なのか判断がつかなく、これから私はどうなるのかと、
私と森久保、ひいてはライブのことを考え始め、頭がずきずきと痛みを覚えたので、鏡の前から逃げ出しました。
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