29:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 19:33:10.28 ID:QxgIwWOp0
「無理です。私がアイドルなんて……」
私の神経は、たった数枚の写真をとる仕事だけでも、すさまじくすり減っていました。
このような経験を毎日なんて私には耐えられるはずがありません。
「本当に無理?」
その人が聞きました。私は、
「ほ、本当にむーりぃー」
と強く答えました。
「本当に、本当に無理?」
笑顔は消え、頼み込むような、覗きこむような、真剣な表情で私に聞いてきました。
あぁ、いけない。そんな目で私を見ないでください。そんなに私に期待しないでください。
このパターンはいつもと同じ、流されてしまうパターンでした。
「そ、そうですね。本当に、本当に……。森久保はアイドルに向いていませんし……」
覚悟を決め、男性の真剣な眼差しを振り払う思いで、そう答えました。
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