森久保乃々「さよなら、森久保」
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23:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 19:22:08.44 ID:QxgIwWOp0

 さらに私は未来のことを考えるのも苦手でした。

 ここで断ることによって生じる苦痛と後で生じる苦痛。
 どちらがより私に刺さるのかまったく判断がつきません。

 それに私は痛みが後になって返ってくることがわかっていても、その場しのぎのように逃げてしまうところがあります。

 クラスメイトたちのことはばれてから考えよう。

 そうです。世間から見れば、私は二つの選択を強いられ、どちらか一つを選んだように見えているかもしれませんが、
 私からすれば選択肢はなかったのです。
 
 叔父がこの家に入ってきて、母が私の名を呼んだときから結果は一つしかありませんでした。

「わかりました」

 私は代役の申し出を受け入れました。



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