151:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:29:35.42 ID:GJMDUn0X0
車に戻り、丁寧に施された包装を解き、ピアスを取り出しました。
そのピアスは見れば見るほど、ドレスの色に似ていました。
「プロデューサーさん、このピアスを私につけてくれませんか」
プロデューサーさんは私の方を向いて、わかったと私の耳に触れました。慎重な手つきでした。
私は目を瞑りました。緊張はしませんでした。
プロデューサーさんの温もりが私の冷たい耳に伝わっていました。
様々な光景が曖昧なイメージとなって、頭の中で流れていました。
その中にはクラスメイトや母の笑顔もありました。
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