モバP「雪の日に、特別な」
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8:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 06:10:11.19 ID:RpqNEFizo

屋上に、小さな雪うさぎを二羽並ばせ終えたところで、菜々さんがくしゃみをした。

「ふぇっくしょい」と響いた音は、彼女に冷静さを取り戻させるきっかけとなったようだ。

「結局ナナの方がはしゃぎ過ぎちゃって……うう、お恥ずかしい限りです」

しょげた菜々さんに、はっきりと伝える。

菜々さんが楽しいと感じることはこれからも精一杯楽しんで欲しい、と。

「……はいっ! ありがとうございます、Pさん!」

返事をする菜々さんの顔には、輝きが戻っていた。

だが、それを反芻する前に、今度は私がくしゃみをした。

「そろそろ、戻りましょうか。風邪ひいちゃいけませんから」



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