渋谷凛「それはきっと、私にとっても記録的大雪」
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6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/01/22(月) 23:36:13.23 ID:Ths8Jl5j0



そうして私とプロデューサーは、し得る限りの重装備で事務所を出た。

「寒いね」

「寒いなぁ」

「ところで、夜ご飯何にするつもり?」

「事務所に申し訳程度の調理器具はあるけど、それでも申し訳程度だろ?」

「うん。まな板と包丁とお鍋とフライパンくらいじゃないかな」

「だから、それで作れるものにしようかなと思って」

「あ、わかった」

「わかったか」

プロデューサーの提案しようとしているものが何であるか、察しがつき彼の顔を見る。

それを受けて彼も私の方を向き、声を揃えて「鍋!」と言った。



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