渋谷凛「それはきっと、私にとっても記録的大雪」
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11: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/01/22(月) 23:39:46.03 ID:Ths8Jl5j0



「なんか、ごめん」

「いや、いいよ。ちひろさんもアレで本気で怒ってるわけじゃない」

「それはそうだろうけどさ」

「というか、怒りの大半はこんな日に帰らないことじゃないだろうし」

「? どういうこと?」

「ほら、見て」

プロデューサーは携帯電話を取り出して、メッセージアプリを立ち上げる。

そこには千川ちひろの文字があり、新着通知が二件。

「次は私も誘ってください」という文章、そして怒った顔のスタンプが表示されていた。

携帯電話の電源を落としてポケットに仕舞い込み「な?」と彼は言う。

「次もやらないとだね」

私が言うと、彼は「勘弁してくれ」と満更でもなさそうに笑った。



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