渋谷凛「それはきっと、私にとっても記録的大雪」
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1: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/01/22(月) 23:33:10.05 ID:Ths8Jl5j0
「降ってきたな」
窓の外をちらつき始めた雪を眺めていたところ、背後から声をかけられた。
声の主は私のプロデューサーで、手には二つマグカップを持っている。
「気が利くね」
可愛げのない返事をしつつ、手渡されたマグカップを受け取った。
ひとくち口を付けると、ほぅっとため息が自然にこぼれた。
それを見逃すプロデューサーではない。
「おばあちゃんみたい」
いつにもまして雑ないじりを受けたので、仕返しに「私がおばあちゃんなら、プロデューサーは白骨死体だよ」と返した。
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2: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/01/22(月) 23:33:41.07 ID:Ths8Jl5j0
○
「あったまるね」
3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/01/22(月) 23:34:09.95 ID:Ths8Jl5j0
○
「今日、大雪になるらしいよね」
4: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/01/22(月) 23:34:37.52 ID:Ths8Jl5j0
○
「それ、飲んだら帰れよ?」
5: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/01/22(月) 23:35:44.61 ID:Ths8Jl5j0
○
「確認だけど」
6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/01/22(月) 23:36:13.23 ID:Ths8Jl5j0
○
そうして私とプロデューサーは、し得る限りの重装備で事務所を出た。
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