14: ◆TDuorh6/aM[saga]
2018/01/21(日) 22:53:02.69 ID:5Lx9we2TO
響子「……美味しいですよね、カップ麺……とっても手軽ですし、プロデューサーさんの口にも合うみたいで……」
P「……違う……そうじゃない……っ!」
響子「いつ帰ってくるか、何時になるか分からない人には……ぴったりの時間に暖かい料理を振る舞うより、よっぽと簡単ですから……」
P「俺は、ただ……響子にカップ麺の良さを……」
響子「分かってます、理解しました。とっても素敵ですよね。こうして大晦日の夜に、プロデューサーさんを待ちながら一人で食べてましたから」
P(違う、そうじゃないんだ!俺は……)
P(ずっとカップ麺ばかり食べている人を見ると、こんなにも不安になるのか。体調が気になってしまうのか)
P(それを響子は、ずっと俺に対して思ってくれていて……)
P(でも、それ以上に。やっと、気付けた事があった)
P(失って、初めて気付いた。大切なモノ、嬉しかったモノ。それが当たり前になり掛けていたせいで、今まで気付かなかったんだ)
P「……俺は……響子の手料理が、食べたいんだ……っ!」
響子「……え……?」
P「俺はな……響子……っ!お前が茹でた蕎麦で、年を越したいんだ……!!」
響子「……あ……」
P「お前が俺の為に茹でてくれた蕎麦をっ!愛情がこもった健康な蕎麦を!お湯を注げば出来上がる温かさなんて、俺は……俺はっ!」
響子「わ、わた……し……」
P「俺が悪かった!遅かったかもしれない!響子を傷付けたのは間違いない!それでも!もう一度チャンスをくれないか?!」
響子「ぁ……うぁぁ……あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
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