47: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/01/21(日) 23:36:43.63 ID:VWwRAsjo0
次の瞬間、
視界が一気に上昇しました。
――と、飛んでる!?
「ぽこーっ!」
「ちゃんと掴まってて!」
右腕に私、左腕に紗枝ちゃん。
どっちもそんなに重くはないけど、女の子の片腕にはきついかもしれません。
美嘉ちゃんは自分の翼をいっぱいに広げて上昇し、風に精一杯抵抗しながら高度を稼ぎます。
世界には、果てが見えませんでした。
地平線っていうんでしょうか。そういうのすら判然としません。
暗いせいか、それとも最初からそんなもの無いのかな?
真上には月、眼下には深海のように蒼く浮き上がる森。
そんな中でただ一点、白く光るような小さなものが――
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