1:名無しNIPPER[sage]
2018/01/20(土) 18:59:26.07 ID:OQJr6lbk0
昭和20年 満蒙国境付近
「し、申告!!します!は、春原開拓団義勇軍!竹原二等兵!以下五名のものは昭和20年!8月より
第三国境警備隊に配属を命ぜられました!!っけ、敬礼!!」
付近の開拓団からきた青少年たちは、教え込まれたバラバラな”敬礼モドキ”を行い、無事配属となった
警備隊長「休ませ」
「や、休め!!」
ッザ ッザ
警備隊長「諸君、遠路はるばるここ第三国境警備隊へきてくれてありがとう、全隊員を代表し、君たちの郷土愛精神から来る
屈強な精神力は我が警備隊を大いに盛り上げてくれるだろう」
「ッハ!!竹原二等兵、以下五名の者は警備隊長のご期待に添えられるよう粉骨砕身努力いたします!!」
警備隊長「うむ」
日本は先の日中戦争からアジアを巻き込んだ太平洋戦争に突入、初期こそ優秀な指揮官と将兵によって行われた
作戦は次々成功、イギリスやオランダを降参せしめ、アメリカの所有する領土にも侵攻を始めた。
しかし海軍のミッドウェー海戦大敗、陸軍のガダルカナル島からの撤退により日本の領土は日に日に狭められた
そして日本軍が守備する島々は奮戦むなしく次々と陥落、ついに昭和20年4月、沖縄へ米軍が侵攻し同年6月、陥落した。
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2:名無しNIPPER[sage]
2018/01/20(土) 19:06:41.04 ID:79izY8WG0
日本軍の大敗に次ぐ大敗、その噂はここ第三国境警備隊にも伝わり、ソヴィエト侵攻の噂も流れ、一時期は張り詰めた空気が各トーチカ内に広まった
しかし日ソ不可侵条約がまだ有効だという情報を聞き、気休めではあるが警備隊に安堵の空気が流れた。
第三国境警備線は、他の警備隊とは異なり独立臼砲隊3個小隊 重砲隊2個小隊 野戦砲兵隊5個小隊 機関砲隊4個小隊 機関銃隊10個小隊
歩兵隊2個大隊を擁する国境警備隊としては重火力であった、広さは後楽園スタジアム一個分の広さを誇り、各壕は綿密な設計により、
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