異世界トーチカ
1- 20
2:名無しNIPPER[sage]
2018/01/20(土) 19:06:41.04 ID:79izY8WG0
日本軍の大敗に次ぐ大敗、その噂はここ第三国境警備隊にも伝わり、ソヴィエト侵攻の噂も流れ、一時期は張り詰めた空気が各トーチカ内に広まった
しかし日ソ不可侵条約がまだ有効だという情報を聞き、気休めではあるが警備隊に安堵の空気が流れた。

第三国境警備線は、他の警備隊とは異なり独立臼砲隊3個小隊 重砲隊2個小隊 野戦砲兵隊5個小隊 機関砲隊4個小隊 機関銃隊10個小隊
歩兵隊2個大隊を擁する国境警備隊としては重火力であった、広さは後楽園スタジアム一個分の広さを誇り、各壕は綿密な設計により、
各壕は有効に連携され、一要塞の如く壮大であった。

日本兵「お、補充兵ですかね」

「あーあー、あんな若造共なんぞ補充にもならん、無駄飯食らいだよ」
「ごくろうなこったねえ、こんな何も来やしない国境なんぞに」
ほぼ毎日、付近の開拓団から青少年義勇軍の配属が行われ、警備隊の人数は優に4千を超えた。
「しかし...あんなに補充がきても武器の補充がなけりゃ...」
「一番ひどかった義勇軍の装備で...鉈鎌...」

日本兵「...」
彼は一昨年に国境に配属され兵隊生活のほぼ全てをここ第三国境警備隊ですごしている、彼の両親はすでに病気で他界しており、ずっと一緒に働いていた苦力も
疫病で他界、独り身でここ満州の地で生きていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
35Res/28.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice