37: ◆Dm8ArSIo3MOQ[sage saga]
2018/01/22(月) 02:08:24.66 ID:nPAELvaf0
P「なるほどね…そりゃライブも本調子じゃなかった訳だ」
幸子「当然です!本来のボクの力を持ってすれば負ける筈なんてありませんから」フンスッ
P「だったら猶更、うちの部署に来ないか?ご存知の通りうちの所属アイドルはみんな個性爆発してるから君ぐらいのキャラなんてむしろ埋もれちまうレベルだぞ」
幸子「それはそれでどうなんですか…。…確かに今の部署とそりが合わないのは事実ですけど」
P「もちろん無理強いはしないよ。ただ俺は、輿水幸子というアイドルならトップアイドルになれるかもしれないと思ったからさ」
幸子「それ、誰にでも言ってません?」
P「言ってる」
幸子「説得力という言葉をどこに置いてきたんですか」
P「実際トップになれるかどうかは本人の努力次第だからなぁ。「君を必ずトップアイドルにしてみせる」なんて責任感のない言葉は言いたくないし」
幸子「いや、そこは普通言うべきじゃないですか?」
P「俺たちみたいな裏方が出来るのは魔法の靴と馬車を用意するところまでだからね」
P「その靴をどう履いて、どこまで行くかどうかはシンデレラ次第だと思うよ」
幸子「…夢のない御伽噺ですね」
幸子「それにややクサいですし」
P「自分で言っとしてクサいと思ってるから指摘しないで正直布団に潜りたい」
幸子「何だかイメージと違いますね。やり手のプロデューサーという噂でしたけど」
P「めっちゃキャラ作ってました」
幸子「ぶっちゃけすぎてません!?」
P「俺は別にキャラ作るのが駄目だとは言ってないぞ?実際ウチのアイドルにも思い切りキャラ作ってる娘いるし。ちょっと耳貸して?」
幸子「すぐ返してくださいね?……えぇぇっ!?う、ウソですよねあの人キャラ作りなんですか!?」
P「芸能界って怖いよなぁ」
幸子「怖いですねぇ…」
P「誤解のないように言っとくけどアレは本人の希望だからな?別に事務所側が強制している訳ではないので誤解のないように」
幸子「真実って何なんでしょうね…」
P「むしろ真実なんてどこかにあるのかな」
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