【俺ガイル】一色「先輩の事が…好きです。」
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61:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 18:43:54.92 ID:P9OD1mkX0
誰の目から見ても、先程の雪ノ下の様子はおかしかった。険しい表情をしたかと思えば、突然些細なことに怒り、声を荒らげた。
はっきりいって、あの雪ノ下の様子から察するに体調不良ではないだろう。あいつは体調不良で人に当たり散らすような人間じゃない。そうじゃない、あれはもっと精神的な何かだったはずだ。

由比ヶ浜「ゆきのん、大丈夫かなあ?」

三浦「大丈夫じゃねー?ほら、雪ノ下さん強そうだし。」

うん、それあなたが言う?

…思い出せ。雪ノ下がおかしいのはいつからだ?イベントを終えた時は、達成感に満ち溢れていた。打ち上げの最初も、普段と何も変わらない様子だった。じゃあいつからだ…?

由比ヶ浜「でも、やっぱ心配だな。あたし、ちょっとゆきのんの事見てくる!」

八幡「…やめとけ。」

由比ヶ浜「ヒッキー…どうして!」

八幡「さっきの雪ノ下はどう見ても普通じゃなかったろ。少しくらい1人にさせてやるべきだ。」

焦る由比ヶ浜をそう言ってなだめる。おそらく、由比ヶ浜が心配しているような事態ではないはずだ。もっと違う、何か…

由比ヶ浜「でも…」

八幡「とりあえず俺はマッ缶を買いに行く、ついでに雪ノ下を見かけたら声をかけておくから、な?」

正直、こんな言い訳で俺が行くことを正当化するのは自分でも苦し紛れだと思ったが、それでも「…分かった。」とだけ言って送り出してくれるあたり、やはり由比ヶ浜は空気を読むことに長けているのだろう。もしくは、俺達の付き合いの長さからなせる技なのかもしれない。


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