22:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 00:46:00.41 ID:xZjh6vi00
次の日。
小町「お兄ちゃん!いつまで寝てるの!早く起きないと遅刻するよ!」
八幡「もう無理八幡おうちかえる…」
小町「もうここがおうちでしょ。ったくごみいちゃん!ほら早く起きて!」
小町に起こされて目覚める朝。うん、毎朝悪くないなこれ。いやだからといって起きるとは言っていないけど。
小町「そいじゃお兄ちゃん、小町先行くから鍵とか宜しくね。」
八幡「はいよ。いってらっしゃい。」
小町を見送ってから、俺もなんとか準備をし、最愛のベッドと感動の別れをやり終えたところでようやく家を出た。
教室に入ると、明らかに教室の雰囲気が今までとは変わっていた。
理由は明白だ。葉山隼人。あいつが一色いろはの告白を受け入れたという噂が、早速このクラス中だけでなく学校中をかけめぐっていたのだろう。
教室には三浦、由比ヶ浜や、戸部がいたが、会話がどことなくぎごちない、クラス全体的に見てもそうだ。
戸塚「おはよう八幡。」
八幡「ああ、おはよう戸塚。」
そんな中席につくと、早速天使の挨拶の登場だ。俺の前には天使がいる。それだけでもう幸せだ。周りのヤツらの付き合ったとかそんなのどうでもいい。なんなら俺が戸塚と付き合いたい!え、男?ナニソレオイシイノ?
戸塚「なんかすごく噂になってるみたいだね、葉山くんと、一色さんのこと…。」
八幡「そうなんだな。」
戸塚「意外だよね、葉山くんが彼女を作るなんて…でも葉山くんはまだ来てないみたいで、何となくみんな気まずいみたい。」
戸塚とそんな風に二人で話していると (二人きり、これってもしかしてデート?)教室に葉山がやってきた。
由比ヶ浜「隼人くん、やっはろー!」
葉山「ああ、おはよう結衣。」
三浦「おはよ、隼人。」
葉山「おはよう、優美子。」
傍目に見ている俺にもわかる、ギスギス具合。しかしその場で葉山に一色のことを聞く人は誰もいなかった。
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