【俺ガイル】一色「先輩の事が…好きです。」
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21:名無しNIPPER[saga]
2018/01/18(木) 00:00:50.80 ID:xZjh6vi00
八幡「…なんだか、妙に落ち着いてるな。どうだ、憧れの葉山と付き合った感想は?」

一色「…感想、ですか。」

もっとも、まだ付き合ったと言っても何もしていないのだから実感などわかないほうが当然だろう。現にこうして一緒に帰っているのも俺だし。いや本当何してんの俺?

一色「そうですね。確かに私も、妙に落ち着いてるなぁと思います。こんなもんなんですかね、恋愛って。」

八幡「…まあ、まだ実感がわかないんじゃねえの?」

そう一色に言葉をかけると、確かに、と一色は呟いてうんうんと一人で頷いた。いや俺も恋愛とか詳しくないけどね?なんなら彼女とかいないけどね?ただし嫁はいる。3ヶ月で変わるけどね!

一色「てゆーか、先輩こそもっと高らかにお祝いしてくださいよー。私、凄くないですか?ついに付き合いましたよ!作戦勝ちです!」

そうやってふふんと得意げになる一色は。確かにいつもの一色に見えた。どやはす。

八幡「そうだな。うん、なんというか、率直におめでとう。凄いと思うぞ。」

一色「うっわー心こもってない…」

八幡「ばっかお前、俺がおめでとうって言うなんて凄いレアだからな。エヴァの最終回でぐらいしか言ったことないぞ?」

一色「すみません何言ってるか全然わかんないですし。ちょっと意味不明です。」

現代の女子高生エヴァ見てないのかよ…そのくせシン・ゴジラは見てそうだよな。いや俺も見たけど。面白くて二回も見に行ったけど。1人で。

一色「まああれですね、先輩にも一応いろいろ手伝ってもらいましたし、そういう意味では、一応先輩のおかげですね。一応ありがとうございました!一応先輩!」

八幡「いや何回一応って言うんだよ。」

最後の一応先輩ってなんだよ、紛れもなく先輩だぞ。一条先輩に聞こえかけてビビったじゃねーか。いやあの妹と中の人は同じ…って何言ってんだ。

一色「じゃあ私、ここで降りるので!そういうことで!」

八幡「…おう。」

そう言って降りていく一色は、やっぱり楽しそうにしか見えず、先程の自分の考えは杞憂で良かったと、改めて心の中で俺は祝福した。


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