【モバマス】白菊ほたる「あまざらしなPさん」
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6:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 00:47:28.73 ID:2X1um2xF0
――翌日 CGプロ――

ほたる「ここがCGプロダクション……思ってたよりもずっと大きい……」

ほたる(名刺の住所を頼りにやってきましたけど……本当に私なんかがこんな場所に来ていいんでしょうか……。また私の不幸体質のせいで、こんなに立派な場所が陰ってしまうとしたら……怖いです)

ほたる(私の手には昨日貸してもらった青い大きな傘。憎らしい快晴の青空とは不釣り合いな持ち物です)

『自嘲気味に踏み出すその一歩は、今日も変わらず迷ってばかり』

ほたる「…………」

『それでもここに留まるよりはいくらかましだと信じてる』

ほたる(ふと昨日のあの人の言葉が脳裏に蘇ります。それが迷う私の背を少し押してくれた気がしました)

ほたる「……が、頑張ります」

ほたる(私は誰に向けるでもなく呟いて、CGプロへと足を踏み入れました)

ほたる(入口に入ってすぐの受付で昨日頂いた名刺を見せると、大きな傘を持った私を訝しげな目で見ていた社員さんも合点がいったみたいで、すぐに案内をしてくれました)

ほたる(大きなエレベーターに乗って五階にたどり着くと、右手の方を指して、「あの一番奥がその部署だよ」と教えてくれました)

ほたる(私は案内してくれた社員さんにお礼を言い、その部屋に向かいます)

ほたる(部屋の扉には擦りガラスが付いていて、そこには第8アイドル事業部の文字がありました。私は一度深呼吸をしてからその扉をノックしました)


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