【安価・コンマ】提督「……腹減ったな。なんか作るか」秘書艦「提督の手料理……?」
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122: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/01/21(日) 01:26:58.74 ID:Cls4RrSA0


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海老は足を料理鋏で切り取った後、背中から竹串でワタを抜き、殻を剥いて尾びれと頭を外す。

頭に残った海老ミソは、指で掻き出して別にとっておく。少しくらいなら頭に残ってても気にしない。

大和「あの、割と雑に作業されてますが、いいんでしょうか……海老の身に小麦粉はたいてぬめりが無くなるまで水洗いしたり、隠し包丁入れたりとかは……」

提督「そんなもん、水洗いした後キッチンペーパーで水気を拭うだけで充分充分」

頭や殻の部分を、オリーブオイルを引いたフライパンで強火で炒める。

色が変わってパリパリになってきたら準備OK。

大和「オーブンはともかく、グリルで焼いたりとかは……」

提督「いちいちそんな手間かけてられるか、フライパンで充分」

炒めた海老の頭や殻はフードプロセッサーでガーッと粉砕。

大和「あの、普通は炒めながら木べらで砕いたりとか……」

提督「やだよ、めんどくさい」

オリーブオイルでニンニクを弱火で炒め、香りが立ったら細切り玉ねぎと薄切り人参を炒める。

野菜がしっとりして甘みが出て来たら砕いた海老の頭と殻を追加。
ブランデーを振りかけて、アルコールが飛ぶまでガシガシ炒める。

水分が足りなくなってきたらトマトピューレを放り込み、酸味を飛ばすよう火を弱めてさらに炒める。

大和「ここで薄力粉と白ワイン投入ですね?」

提督「あ、白ワインねーや。ま、いいだろ日本酒で」

再びアルコールを飛ばした後、

大和「あの、フュメドポワソンを加えたりは……」

提督「んなもんあるか、水だ水。市販のブーケガルニのパックと……あ、いりこダシのパックがあったな、ついでだ、放り込んどけ」

薄力粉や野菜のガラが底で焦げないようにだけ気をつけて、鍋底をしゃもじでこそぎながら沸かしていく。

アク取りも割と適当だ。

提督「雑味も風味。どうせ漉すんだし、後で改めてアク取りするから構わん構わん」

トマトピューレに火が入ったら目の細かい網で漉す。俺はキッチンの三角コーナーに生ゴミの水切りするためにかぶせるような感じの網を2重にして使ってる。

漉したソースに、最初にとっておいた海老ミソを加えてかき混ぜながら再度加熱して、塩と黒胡椒で味を整える。

後は好みの味になるまで煮詰めれば、俺提督流・適当なんちゃってアメリケーヌソースもどきの完成である。





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