9: ◆5ErMbW2vGU
2018/01/14(日) 23:57:18.96 ID:/m4nMCCW0
「最近何かと話題になってるようだがな! まあ俺たちにかかればスライムなんてどれも同じようなモンってことよ!」
「そうそう!」
ヒートアップしてきているのか、彼らの声が徐々に大きくなっていく。
席に付いている女の子達が少し気まずそうにしだした。
時折こちらに視線を向けてくる。
……まあ気持ちは分からないでもない。
酒の席だし、彼らの言うスライムが俺の事とも限らないし、放っておこう、と考えたのだが。
彼らは調子にのってしまったらしい。
運も悪かったと言えるだろう。
「最近じゃ魔王を名乗ってるらしいけど雑魚も雑魚よ! たかがスライム!」
「当時俺たちは見世物にして売ってやろうかと思ってくらいだもんな!」
アウト。
アウトである。
彼らの言うスライムとは、どうやら俺の事らしい。
スクッとディアブロが席を立つ。
お、おい……と声をかけるより先に、ディアブロは冒険者風の者達の前に立っていた。
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