29: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:58:27.27 ID:rvz5aNSu0
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コンコン、と、控え室にノックの音が響く。多分、プロデューサーさんだ。
でも、返事をする気にはなれない。寝たふりでもしようかな。
……今はちょっと、会いたくないな。
そんな思いとは裏腹に、扉は開かれていた。
「なんだ、疲れて寝てるのかと思ったけど、起きてたか。挨拶回りとかで遅くなった。悪い」
「……」
「ライブお疲れ様。良かったよ」
「……当てつけ?」
「え?」
つい、キツい言葉を投げてしまった。
鏡を見なくても、自分がどんな表情をしているのがわかる。
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