結城友奈「これは勇者たちの物語」
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77:名無しNIPPER[saga]
2018/01/20(土) 22:04:39.95 ID:hm+dGSCso

ピンポーン

友奈「あ、私が行ってくるね」

千景「……どうやら今回はコノザマにならなかったようね」

友奈「ぐんちゃん! くめゆの小説が届いたよ!」

千景「早速開けてしまいましょう。封入特典の三ノ輪さんのSRが欲しいのよ!」

友奈「銀ちゃんを集めているもんね、ぐんちゃんは」

千景「攻撃速度が速いのよ。それに重ねるほど強くなるのだから特定の勇者を集めるほうが効率的でしょう?」バリッ

友奈「たまに豪快に開けるよね? カッターそこにあるのに……」

千景「……」…ハァ

千景「……高嶋さん。既視感と言う言葉は知っているわよね? いえ、性格にはデジャヴとは違うのだけれど」

友奈「前にあったようなことが起こる時の話だっけ? って、あー!」

千景「……勘弁して欲しいわ」マッタク…

千景(ダンボールの中にあったのは『楠芽吹は勇者である』のノベライズと──)

友奈「今回は色々準備してから行こっか?」

千景「……はぁー」

千景(大きなため息を吐き、私は天井を見上げる。……私が高嶋さんの言葉に反対するわけがないでしょう!)

千景「……今度は流石に文句の一つでも言ってあげようかしら?」

千景(誰かさんの顔を思い出して、私は独り言で愚痴る)

千景(あれから三年経っても私と高嶋さんはゆゆゆ漬けの毎日。……きっとこれからもそうなのだろう。それでいて嫌いになんて決してなれないのだから本当に性質が悪い)

千景「……」ハァ

千景(まったく困ったものね。この……)



千景「結城友奈は勇者である」



千景(──と言う物語は)






                           どうか幸福な日々を 高嶋友奈の章・終









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