62:名無しNIPPER[saga]
2018/01/20(土) 21:27:03.79 ID:hm+dGSCso
千景(……まったく、出会った頃から美味しいところばかり持っていくんだから……。……でも、あなたも居てくれたから私は──)
友奈「ぐんちゃん! 一気にいくよ!」
千景「ええ! 合わせるわ高嶋さん!」
千景(三ノ輪さんと白鳥さん……いいえ、このデカブツを抑えてくれている全ての勇者たちの力で、私と高嶋さんは太陽へと辿り着く。全ての攻撃を寄せ付けなかったコロナ層が御霊表面に広がっている。──ここまで力を温存してきたのはこれを破る、ただそれだけのために)
友奈「……」スゥー
千景(高嶋さんの満開から生じているその巨大な拳に、彼女の渾身が注ぎ込まれていく。……これが正真正銘の最終決戦! 私も抑えていた七人御先の力を解放し、自らの姿を七に増加させる。その大鎌の全ては敵の一点へ向けて! 私の得意とする精密連撃を叩きこんであげるわ!)
友奈「千回っ! 勇者ぁー!」
千景(高嶋さんの拳が構えられ、私もそれに合わせる)
千景「七人御先・奥義!」
友奈「パァーーーンチッ!!」
千景「紅蓮ノ業火ッ!!」
千景(千に届く高嶋さんの勇者パンチと、高速を超えて業火と化した七斬が太陽のただ一点を攻撃する)
千景(現状の私たちが持てる最大火力が今も振るわれている。──それでもまだ足りない!)
千景「七人御先! その程度なの? あなたの死に物狂いはその程度!? ──ええ、そうよ。今だけはあなたも死力を尽くしなさい!」
千景(風先輩には申し訳なくあるが、死力で行かなければここまでの全てが水の泡となる!)
千景「──紅凶冥府!!」
千景(七の大鎌を纏う炎が赤を超えて青へ化す。業火を超えた灼熱が太陽を少しずつ侵していく)
ミシミシ…
友奈「うぉぉおぉぉおぉぉぉーっ!! 熱血!! 勇者ーっ!! パーーーーーンチィィィッッ!!!」
パリ…
千景(私と高嶋さん、二人の炎が太陽のそれを、今──凌駕した!)
ガシャーン!
千景(ガラスが割れるような音と共に、太陽を纏っていたコロナ膜が消失。そのまま私は七の郡千景で連撃を決して切らさない。──いける! 膜で覆われていなければこのバーテックス、太陽御霊は倒すことが出来る!)
千景(そう確信した瞬間だった)
フッ
千景(隣で白い花の光が消える)
千景「高嶋さん!?」
千景(高嶋さんの満開が消失し、いえ! それどころか! 勇者装束さえ高嶋さんは着ていなくて……!)
千景(手を伸ばす! このままでは高嶋さんが太陽に焼かれてしまう!)
千景(なのに……高嶋さんは口元だけで、確かに──)
千景(笑ったんだ)
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