25: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:04:55.81 ID:acHiq7CU0
奏「ところで…貴方、気絶した時のことは覚えてる?」
P「ん? そういやなんで俺は気絶したんだっけ? 突然、気を失ったからよく覚えてないんだよな」
奏「…」
26: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:06:04.60 ID:acHiq7CU0
奏「(人って突然気を失うとその前後のことをほとんど覚えてないのよね)」
奏「(ただ…美穂が言ったパワーワードはプロデューサーの中に無意識に残ってるみたい)」
P「ぐぅぅぅっ!! な、なんだこの気持ちは…!」
27: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:07:10.80 ID:acHiq7CU0
(しばらくして)
奏「(美穂もプロデューサーも覚えていないのだから私の胸の中にしまっておくのが1番いいはずだけど…何かモヤモヤするのよね)」
奏「(私が発端だから、からかうには不謹慎…でも、溜め込むのも性格的にあまり向いていないのよね…)」
28: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:07:43.71 ID:acHiq7CU0
(事務所・晶葉の研究室)
奏「…というわけ」
晶葉「難儀だな」
29: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:08:58.26 ID:acHiq7CU0
バタン!!
P「晶葉ー! 何とかしてくれぇー!」バ-ン!
奏「!?」ビクッ
30: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:09:59.97 ID:acHiq7CU0
P「実は気絶する前のことをぼんやりと思い出したんだ。その時、誰かが『いっぱいちゅき』と俺に言った! その『誰か』を突き止めたいんだよ!!」
P「もう一度あの『いっぱいちゅき』を聞きたいんだぁぁぁぁぁっ!!!」
晶葉「…」
31: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:10:43.64 ID:acHiq7CU0
奏「私が招いた問題とはいえ面倒なことを言い出したわね」ヒソヒソ
晶葉「どうする。奏?」ヒソヒソ
奏「とりあえず誤魔化しましょう。美穂に迷惑がかかるわ」ヒソヒソ
32: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:11:56.07 ID:acHiq7CU0
奏「諦めがついた?」
P「違うっ! 晶葉! 作ってほしいマシーンがあるんだ!」
晶葉「ほう。どんなマシーンなんだ?」キラ-ン
33: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:12:42.84 ID:acHiq7CU0
(しばらくして)
カチャカチャカチャ…ボーンッ!!
晶葉「できたぞ! 『ちゅきちゅきパワー判定マシーン』だっ!!!」ババーン!!
34: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:13:45.69 ID:acHiq7CU0
晶葉「あっ! まずい! 美穂に迷惑が掛かってしまう!」ガーン!
奏「作っている途中で気付いてほしかったわ」
晶葉「つ、つい…楽しそうなものを作れと言われたら作ってしまうんだ…すまない、私としたことが目一杯楽しんでしまった!!」
35: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/01/12(金) 00:14:29.73 ID:acHiq7CU0
(しばらくして)
ザワザワ…
P「はーい。みなさん注目です。こちらは晶葉博士が発明した『ちゅきちゅきパワー判定マシーン』といいます。使い方はいたってシンプル。この『たまごっち』のような装置に向かって『いっぱいちゅき』というだけです。するとあら不思議。この画面に…」
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