631: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/02/14(水) 22:56:59.85 ID:dbQ7u9OxO
ジャン「言ったでしょ? ただの趣味なんです。俺もいつかは死ぬ。そん時は天国で会おうぜ」
お頭「こ、こいつっ、殺して、殺してやるっっ!」ジタバタ
警護兵「おい、暴れるな。行くぞ」グィッ
お頭「は、はなせェっ! くそっ、ちくしょぉっ!」
衛兵「な、な、なんで、こんなことに」
ジャン「あんたらの悪手は、最後までシラを切り通さなかったことだ。俺の登場で明らかに動揺したな。どっちみち逃げられないけどね」
王様「……して、貴様はどう申し開きをするつもりだ?」ギロッ
姫「お、お父様っ! 違いますっ! この者は――」
メイド「王様っ! 私です! 私が見取り図を――」
王様「だまれぇぇぇぇいっ!!」クワッ
姫&メイド「……っ」
王様「一国の王のっ!! 発言にっ!! 口をはさむなっ!!」バンッ
ジャン「(さてさて……)」
王様「……ハーケマルの使者よ」
ジャン「はい、王様」
王様「その見取り図。無断で持ち出したことの釈明を聞こう」
ジャン「いや、今いったままです。言い訳はありません」
姫「ば、ばかなっ⁉︎」ギョッ
メイド「そんなっ⁉︎」ギョッ
ジャン「……ちなみに俺はハーケマルともなんら関係ありません。盗賊団の一味です」
王様「なぁにぃ?」
ジャン「どうぞ、犯罪者として指名手配なさってください」
王様「指名手配? 逃すと思うのかっ! 警護兵っ!」
ジャン「(舞台は整った。ここだな)」ビュッ
王様「な、き、消え……っ⁉︎」
姫「きゃあっ!」
ジャン「動かないほうがいい。姫を殺すぞ」チャキ
姫「……っ⁉︎」ギョッ
王様「お、おのれぇぇっ! 人質をとるつもりか」
ジャン「すぐに返してあげますよ」パサッ
姫「ゆうしゃ、いったいなにを考えて……ど、どうしたんですのぉっ⁉︎ その腕ぇっ⁉︎」ギョッ
メイド「腕がっ……そんなっ、左腕がっ、ない⁉︎ なくなってるっ⁉︎」
ジャン「自身の心配をなされよ。砂漠国のプリンセスよ」
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